2012/07/02

凸版印刷、タブレット端末向けのカラーマネジメントシステムを開発
〜印刷のカラーマッチング技術を応用、見ている環境に合わせて画像の色補正が可能に〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、紙の印刷物と同等の色再現を可能にしたタブレット端末向けカラーマネジメントシステムを開発しました。企業向けにタブレット端末上での電子カタログ用サービスとして、2014年末の販売開始を目指します。さらに一般消費者向けの通販カタログやデジタル雑誌などを対象に開発を進めます。

 今回、開発したタブレット端末向けカラーマネジメントシステムは、端末が置かれている白熱灯や蛍光灯など様々な光源の環境下での“色の見え”(カラー アピアランス)の情報を取り込み、紙の印刷物と統一された色再現をタブレット端末上で実現します。これにより最適な色再現が可能となりました。

 なお、本システムは2012年7月4日(水)~6日(金)まで開催される「電子出版EXPO」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで参考展示される予定です。


左)利用イメージ、中央)補正前の画像、右)補正後の画像
Copyright 2012 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

■背景
 スマートフォンやタブレット端末が急速に普及し、紙のカタログをデジタル化してタブレット端末などで見せる営業スタイルも定着してきました。しかしタブレット端末などで表示される画像の色調が、表示機器の特性や、見る環境の違いによっては実物と全く異なるものとなってしまう場合がありました。
 この感じられる色の違いは、カタログによる商品販売ではクレームや返品につながることから、紙の印刷物では実物と印刷物の色を合わせるカラーマッチング技術が確立されてきました。
 凸版印刷は、印刷で培ったこのカラーマッチング技術を活用し、デジタルデバイスでも色を再現できるカラーマネジメントシステムを開発しました。まずはタブレット端末上での電子カタログ向けの用途に展開。将来的には一般消費者向けの通販カタログやデジタル雑誌などに活用範囲を拡大させていく予定です。

■今後の目標
2014年末の商業サービス開始をめざします。また、ニーズの高い一般消費者向けの通販カタログやデジタル雑誌などでの活用に向け進めます。

* 本ニュースリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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