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株主の皆さまへ

金子眞吾

ビジネスモデルの変革を積極的に進め、企業価値の向上を目指します

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

第171期(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)のトッパングループの決算が終了しましたので、ここにご報告申し上げます。

当期におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境に改善の動きが見られ、全体としては緩やかな回復基調が続きました。一方で、米国の保護主義的な政策の拡大懸念、中国をはじめとするアジア新興国経済の減速、英国のEU離脱問題などにより不確実性が高まるなか、為替や株価が安定感を欠いた状況で推移するなど、景気の先行きは依然として不透明な状況です。

印刷業界におきましては、インターネット広告を中心に企業の広告宣伝費は拡大しましたが、出版印刷をはじめとするペーパーメディア需要は減少傾向にあります。また、ライフスタイルの変化に伴い、購買行動が多様化するなど市場環境は大きく変化しており、全体を通しては厳しい経営環境となりました。

このような環境のなかでトッパングループは、21世紀の企業像と事業領域を定めた「TOPPAN VISION 21」において平成28年11月に事業領域の見直しを行い、「健康・ライフサイエンス」、「教育・文化交流」、「都市空間・モビリティ」、「エネルギー・食料資源」を4つの成長事業領域と定めました。「可能性をデザインする~未来の価値を見いだし、企画・設計して、実現していく~」をコンセプトとして、グループ連携を強化し技術・ノウハウを組み合わせることによりトータルソリューションを実現し、事業拡大に取り組んでおります。また、新たな収益モデルを早期確立すべく、既存事業においてはコスト削減や技術開発強化などの競争優位性の確立を推進し、新規事業においては積極的に経営資源を投入してまいりました。

以上の結果、当期の連結売上高は前年に比べ2.9%減の1兆4,315億円となりました。また、連結営業利益は6.3%増の516億円、連結経常利益は4.2%減の496億円、親会社株主に帰属する当期純利益は7.7%減の325億円となりました。

期末配当金に関しては1株当たり10円とし、年間配当金では、1株当たり20円とさせていただきました。

トッパングループは、これまでの新市場・新事業創出や構造改革の取り組みを結実するとともに、ビジネスモデルの変革を積極的に進め、企業価値の向上を目指してまいります。

株主の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

平成29年6月

金子眞吾

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