凸版印刷では、2009年4月に『トッパングループ地球環境宣言』や『環境管理規程』を策定し、トッパングループ全体で環境保全活動の強化を推進してきました。2010年10月に名古屋で生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)が開催されるなど、生物多様性の保全に関する注目が集まっており、企業としても生物多様性の保全活動をより強化していく必要があると考えます。
印刷業の凸版印刷が考慮すべき生物多様性とは、紙等の原材料調達、水の利用・排水、化学物質の排出、事業所が立地する土地と周辺の環境など、生物と重要な関わりがあります。
今回、生物多様性の保全活動をより具体的に確実なものとするために、保全および持続的利用に関する6項目の基本的な方針を制定しました。
【生物多様性に関する基本方針】
| (1) | 生物多様性の保全は、経営の一環であり、重要な要素と位置づける。 |
|---|---|
| (2) | 原材料調達においては、生物多様性に及ぼす影響の回避・最小化により、持続的な利用に積極的に取組む。 |
| (3) | 生物多様性に関する社会貢献活動に積極的に取組む。 |
| (4) | 取組みにおいては、予防的・順応的な方法を用い、かつ長期的な観点を持つ。 |
| (5) | 取組みにおいては、地域住民など生物多様性に関わる多様なステークホルダーとの連携に配慮する。 |
| (6) | 生物の多様性の保全及び持続可能な利用は、地球温暖化の防止等に資するとの認識の下に行う。 |
また、生物多様性の保全活動を具体的に推進し、取り組みを強化するにあたり、産業界や官公庁の動向と整合した活動にしていくことを目的として、企業コンソーシアム『企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)※』に加入しました。
今後凸版印刷では、トッパングループ全体で森林環境保全に配慮した紙原料の使用を推進するなど、生物多様性の保全へ配慮した取組みの強化を目指します。
※『企業と生物多様性イニシアティブ』(Japan Business Initiative for Conservation and Sustainable Use of Biodiversity(JBIB))とは生物多様性の保全を目指して積極的に行動する企業の集まりです。2006年の生物多様性条約第8回締結国会議(COP8)において、民間部門に活動への参画を促す決議が採択され、日本においても「第三次生物多様性国家戦略(2007年11月閣議決定)」および「生物多様性基本法(2008年5月成立)」で企業の参画が求められています。2010年10月に名古屋で開催される生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)に向け、2008年4月に企業コンソーシアム『企業と生物多様性イニシアティブ』が設立されました。
2010年5月現在会員企業数は当社を含めて33社、ネットワーク会員12社となり、生物多様性の保全に貢献する活動を展開しています。(5月18日現在)
