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14時20分、家の中から誰もいなくなる街。

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2012年12月13日 新聞掲載

14時20分。それは、夏における電力消費のピークタイム。もし、この時間帯に人々が家から外出していれば、それは大きな節電になる…。そんな発想で、トッパンは今、北九州市で実施されているスマートシティの実証実験、つまり家庭や企業のエネルギーマネジメントに参画しています。具体的には、ピーク時の外出を促すおトクな生活情報の配信。電子チラシポータルサイト「Shufoo!」で培った消費行動分析等を生かし、生活者のメリットと地域の経済効果の両立を狙います。

[スマートシティ推進事業]

トッパンが注目するのは、スマートシティを動かす情報の力です。人と機器と各種システムを流通する様々なデータ。これを情報加工・情報管理・情報提供などの印刷テクノロジーで変換し、コミュニケーションや街の運用サポートやセキュリティ等のサービスへつなげます。魅力ある情報の力で、街のハードだけでなく人々の行動もスマート化させるのです。「楽しくなければ、新しい暮らしは浸透しない。」担当者は語りました。

[関連リンク]
エネルギーの高効率利用も、生活者のメリットも。スマートシティ実現を支える印刷テクノロジーのかたち。

スマートシティ構想がいよいよ現実のものとなってきました。こうした動きの中、トッパンはトッパンにしかできない領域でスマートシティ実現に向けた取り組みをしています。従来「スマートシティ」は、建物・エリアでの高効率な電力使用を実現する「スマートグリッド」というテクノロジーを導入する街というイメージでしたが、昨今では電力・エネルギーの領域だけではなく、「街に住む生活者にとって快適な暮らしを実現する街」のイメージにシフトしています。いかに高度にエネルギーを制御できたとしても、生活者に不便を強いるようなものであっては街とは呼べません。人は楽しいことが好きで、快適であれば率先して行動する習性をもっています。トッパンは、そうした生活者の視点からスマートシティで扱われる「情報」に着目。 あらゆる情報が流通する環境の中、その「情報」を「有用な、意味のある情報」に変化させることが重要と考えました。トッパンはこれまでに培った情報加工・情報管理・情報提供などの印刷テクノロジーをベースに(1)コミュニケーション領域、(2)BPOBusiness Process Outsourcing)領域、(3)セキュリティ領域の3つを柱にスマートシティ推進事業を展開し、スマートシティの実現を支援しています。

(1)コミュニケーション領域は、印刷物を制作するプロセスから蓄積されたノウハウを活用し、いかに見る人にわかりやすく伝えるかを、クリエイティブとCRMの視点から提供するソリューションです。たとえば、HEMSHome Energy Management System)やスマートメーターから取得される数値データだけでは、利用者に省エネ行動を喚起させることは難しいものです。そこで、例えば「人感センサー」による在不在情報と組み合わせた「ムダ」の「見える化」(図1)や、買い物情報などの購買・行動情報との組み合わせによる、節電だけでなく経済活性につながるレコメンド配信システムを開発。親しみやすく分かりやすいコミュニケーションによって省エネ行動の喚起を促しています。これは、将来的には家庭にとって必要不可欠な冷蔵庫(図2)などに情報端末をビルトインし、省エネから快適生活支援までの情報を集約するといった新しいスマート家電に発展していくことも考えられます。また、トッパンの提供する電子チラシポータルサイト「Shufoo!」(図3)などで培った消費者の行動分析のノウハウを活かし、エコクーポン(図4)のようなサービスも開発。これは、電力消費のピークの時間帯に商業施設に人を集めることで生活者のメリットとともに、地域経済の活性化に寄与します。

(2)BPO領域は、トッパンが様々なお客さまから受託しているキャンペーン事務局運用などのノウハウを活用し、スマートシティが永続的に続いていくために、街づくりの管理・運用をサポートするソリューションです。スマートな環境を実現するための太陽光パネルなどエネルギーデバイスの導入支援をはじめ、スマートな環境を維持するための買い物情報や、ヘルスケアなど街の各種提供サービスまで、トータルな管理・運用をサポートします。

(3)セキュリティ領域は、個別家庭のエネルギー稼働データや個人情報の保護を確実に実施するためのもので、これまでに金融業界向けICカードの開発や運用で得た知識と経験をいかんなく発揮するものです。

一見するとスマートシティと印刷テクノロジーの関連性は希薄なように感じるかもしれません。しかし、「情報」の扱いに関していえば、トッパンは他のIT企業やSi企業等と異なる専門性をもっています。 省エネを実現しながら、生活者のQOLQuality of Life)の向上を図る。「印刷テクノロジー」の、ひとつのかたちです。

図1 
2010年度 総務省 スマートハウス実証事業 RACOW プロジェクト
▲図1 2010年度 総務省 スマートハウス実証事業 RACOW プロジェクト
図2 情報端末を組み込んだスマート冷蔵庫のイメージ
▲図2 情報端末を組み込んだスマート冷蔵庫のイメージ
図3 日本最大級の電子チラシポータルサイト「Shufoo!」
▲図3 日本最大級の電子チラシポータルサイト「Shufoo!」
図4 インターネット非利用者もカバーするエコクーポン
▲図4 インターネット非利用者もカバーするエコクーポン
最先端の印刷テクノロジーを駆使して
さまざまな環境配慮型の製品・サービスを提供しています。
環境教育コンテンツ

「みんなで省エネしよう」から「どうやったら省エネ行動を促せるか」に着目した、省エネ行動に関するジレンマを体験できるプログラムを開発。エネルギーに関する様々な知識を楽しんで学べるボードゲームを制作し、「エコプロダクツ2011」のトッパンブースにおいて、来場者向けのワークショップとして開催しました。
トッパンは、これらの教育プログラムの提供をはじめ、顧客企業のオリジナル・プログラムの開発から運用までを支援します。

「カーボンフットプリント
システム認証※」を取得

ある商品やサービスが、原材料調達から生産、流通、使用、廃棄・リサイクルまでに、どれくらいの温室効果ガスを排出するかをCO2に換算して数値化する「カーボンフットプリント(CFP)」。トッパンは、すでに自社発行冊子「エコビジネスのヒント」などで個別にCFP検証を受け、「CFPマーク」の使用許諾を取得してきましたが、さらなる活用のために社内システムを構築し、業界で初めて「システム認証」を取得しました。将来的には、お客さまの様々な印刷物のCFP値を算定し、ご提供できるサービスを準備しています。

熱をさえぎり省エネ化に
役立つ「遮熱フィルム」

窓ガラスに貼ることで熱をさえぎり、省エネ化に役立つ遮熱フィルム。トッパンでは、学校やオフィス、工場などあらゆるシーン、ニーズに対応が可能な遮熱フィルムを提供しています。トッパンが提供する「マルチレイヤー“ナノ”」は、200超層の膜により、不要な紫外線・赤外線をカットし、フィルムがない状態と比べて約6℃※室温の上昇を抑えます。また非金属膜なので、透明性の保持が可能であり、店舗入口やショーウィンドウでも使用が可能です。

※本文中の敬称は省略しています。
※本文中の商号および製品・サービス名称は、各社の商標または登録商標です。

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