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読まれなかった記事…。実は、ビッグデータです。

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2014年7月2日 新聞掲載

私たちを様々な世界へ導いてくれる雑誌。その雑誌が今、行く先を探しあぐねている。電子書籍としての販売も一つの道に違いない。けれどもトッパンは別の道も模索している。いわば、これまで気づかれていなかった雑誌の価値を最大化する道…。元来、雑誌は保存性に優れたメディアといわれてきたが、実際のところ私たちは一度読んで情報を入手したらそれで終わりにしている。雑誌のもう一つの価値はその先に拡がっている。それは電子化を通して得られたデータのマーケティング活用です。

[デジタルコンテンツ・マーケティング事業]

どの記事が読まれ、どの記事が読まれなかったかで隠れたニーズが見えてくる。そこから導かれるトレンド分析が、例えば新商品開発に活かされる。いずれは雑誌自身がeコマースのプラットフォームになる未来も…。これらを可能にするのが、記事単位で管理するデータをデバイス特性に応じて配信し流通させる印刷テクノロジー。「雑誌は未来のヒントが詰まっている宝の山です。」担当者は語りました。

[関連リンク]
記事という宝を眠らせない。発掘して価値を再発見する。印刷テクノロジーのかたちです。

知る喜び、思いがけない発見…。雑誌は、私たちの生活や文化を豊かにしてくれるかけがえのない存在です。テーマの設定から取材、撮影、執筆まで、出版業界のプロフェッショナルによって丁寧に作られた記事は、その一つひとつが信頼性の高い「コンテンツ」です。しかし、残念ながら「一度読んで情報を入手したらそれでおしまい」となるケースがほとんどではないでしょうか。そんなコンテンツをもっと有効に利活用して、再び読者の元へ届けられないだろうか。トッパンは多様なデバイスに流通させることで、コンテンツの利活用シーンの拡大を図るとともに、そこから得られる流通データは読者の嗜好を反映した貴重なビッグデータのひとつであると捉え、コンテンツとマーケティングを組み合わせた「デジタルコンテンツ・マーケティング事業」を推進します。

気づかれずに眠っているコンテンツの価値を引きだすために、ライフスタイルやコミュニケーション手法に適した加工を施し、さまざまなデバイスを介して流通させていく。記事自体の価値を高めることで雑誌をより価値あるブランドに育てていくという考え方です。雑誌ブランド本来の価値を損ねず、紙以外のさまざまなメディアや施策に展開していくことで、出版社の収益を最大化することに貢献していきます。

それを実現していく基盤として、トッパンは雑誌を記事単位で管理できるデータベースシステムの開発に着手しています。これは、記事などのコンテンツをデータベース化し、必要なコンテンツを必要なデジタルメディアで再配信するというもの。そのコンセプトはワンソース・マルチユース。良質なコンテンツを一度だけでなく、何度でも必要に応じて利活用します。しかも、これから発行されるものだけでなく、過去のパックナンバーであっても、トッパンの情報加工技術を用いることで容易にデジタル化することが可能。過去、現在、未来をつなぐことによって、コンテンツにさらなる深みと価値を与えることができます(図1)。記事単位のデータベースを構築しておけば、出版社は自社のコンテンツを用途や読者ニーズに応じて自在に利活用することが可能となります。また、出版社に限らず一般企業に対しても、コンテンツの流通から得られたマーケティングデータを活用した新たな商品開発やサービスのアイデアを提案させていただきます(図2)。

トッパンは百余年という印刷事業の歴史を通して、出版物の価値、つまり「コンテンツの価値」の重要性を知り尽くしています。原点である「印刷技術」をベースに発展した「情報加工」テクノロジー、「マーケティング・ソリューション」を活かして、独自性、専門性あふれる雑誌記事を、もっと広く社会に届けたい。「印刷テクノロジー」の、ひとつのかたちです。


図1 印刷テクノロジーを核としたワンソース・マルチユース

図2 雑誌を記事単位で管理できる
データベースシステムとその活用例
最先端の印刷テクノロジーを駆使して
コンテンツの活用を支援する新しい製品・サービスを提供しています。
雑誌コンテンツを記事単位で
購入できるスマートフォン向け
専用サービス「中吊りアプリ™」

雑誌と読者との新しい出会いの場を創出するために、トッパンはバンダイナムコグループの株式会社VIBEと共同開発した新サービス「中吊りアプリ™」を立ち上げました。バーチャルな電車内空間で中吊り広告をめくりながら、ユーザーは興味のある雑誌広告を、記事単位で購入できるというもの。中吊り広告を見て感じる「読みたい」欲求を刺激し、より手軽に雑誌の世界観に触れる機会を創出します。従来の1冊単位から記事単位のコンテンツへ。コンテンツの資産価値を新たな視点で捉え、雑誌コンテンツの新たな需要と読者の開拓を目指します。

企業の情報資産を
アーカイブソリューションに
よってトータルサポート!

企業が保有する史資料は、貴重な情報が記録されているだけでなく、過去のノウハウが蓄積された経営財産です。トッパンは、そうした企業の情報資産を有効に活用するためのアーカイブソリューションを提供しています。お客さまが保有する史資料の価値を見直し、アーカイブ化に向けたコンサルティングからデジタル化、データベース構築、年史編纂、映像制作、施設プロデュースまで、トータルにサポートします。
<アーカイブによる効果>
①災害や劣化による貴重資料の消失に備える
②業務の効率化、省スペース化
③企業文化の継承によるブランド強化

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日本最大級の取扱い数を誇る総合電子書籍ストア「BookLive!」が開発した新サービス「2days」。電子書籍を48時間限定で、通常より手頃な価格で読むことができ、追加料金を払うと閲覧期限のない書籍を購入することができます。利用者のデータをクラウドで管理することで実現できる新しい読書のあり方。これまで購入に至らず見過ごしていたような、さまざまな本との出会いを創出し、電子書籍の分野から読書文化を支えていきます。

※本文中の敬称は省略しています。
※本文中の商号および製品・サービス名称は、各社の商標または登録商標です。

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