トッパン年史センター
ごあいさつ
私たちの哲学
トッパン年史センターとは
会社史に託す夢
実践的会社史論
年史・社史編纂室から
博報堂120年史
ニッカウヰスキー80年史
ヤクルト75年史
トンボ鉛筆100年史
三井不動産七十年史
アサヒビールの120年 その感動をわかちあう。
ヨロズ60年の歩み
日立キャピタル50年の記録─次の50年、持続的成長のために─
夢の50年史『高級化粧品アルビオンの歩み』『語り継ぐアルビオンの言葉』
長瀬産業株式会社 創業175年―この40年の歩み
高砂香料工業株式会社80年史
年史編纂技法
お問い合わせ
TOP
年史・社史編纂室から

「トンボ鉛筆100年史」株式会社トンボ鉛筆 執行役員(人事総務担当) 社長室長 兼 経営戦略部長 菅 晃千さんの体験談をうかがいました。

PageNo. 1 2 3

社史の仕様・構成は・・・

 社史制作の方針として明確にしたのは、従業員に向けたメッセージにすることでした。特に社長から「歴史の共有、温故知新」というキーワードをいただき、これをベースに進めていきました。成功の歴史だけ並べるのではなく、失敗や会社が苦境に瀕したとき、どのように乗り切ったのかということもできるだけわかりやすく記述しました。一般的に社史は書棚にしまいこまれ、中身に目がいかないのがほとんどです。気軽に手にとって読める、特に従業員に読んで欲しいという思いで重厚な装丁はやめることにしました。制作目的を明確にしたことが成功のポイントの1つかと思います。日本語版と英語版の他にタイ語版とベトナム語版を作りました。タイとベトナムのスタッフは正社員ですが、すぐ辞めてしまう傾向です。給料はそこそこよく、日本の会社だから入ってみた、けれど会社のことはよく知らない、その程度で働いている従業員が多いので、会社のことをもっと知って、定着してもらうためにも海外従業員向けを制作しました。

 ムック本との関係はどうするかという問題がありましたが、社史を作ることが決まったことで、ムック本から歴史的な要素を取り除き、記念誌というよりも宣伝材と位置づけました。これで社史とムック本の方針をそれぞれ明確にすることができました。

 形体面は、社史はお取引先さまにもお配りするので、手軽すぎず、重すぎず、その上で、トンボ鉛筆らしさを出したいと考えました。全体で100ページ程度、ハードカバーではなく、持ち歩きやすい、そしてビジュアルにも配慮すること、この3つの大枠を決めました。業績のデータやなどは除き、読み物的な色彩を強く出し、文章にも気を配りました。当初の考え通りに完成したと思っています。


編纂体制と経過について・・・

 創立100周年記念事業がスタートしたのは、2010年4月です。当時の管理本部長が創立100周年記念事業を発起し、スタートしました。メンバーは自主参加体制で、会社の歴史を盛り込んだ記念誌を作り市販するムック本企画がメインでした。100周年事業とは別に、歴史的な記録や、情報、過去の商品の収集に関して社内最年長の顧問を中心に既に進めておりました。

 その後、6月に100周年記念事業の体制を再構築しました。イベント色を廃し、周年事業を社業の発展に寄与する内容に定めたのです。

 2012年1月、ムック本は並行して制作していましたが、「社史を作らないと周年の目的が達成できない」という考えから社長の決断で社史を作ることになりました。ただ2013年2月が創立記念日で残り1年となり、これから人選する時間もなく、当時いた事務局メンバーで進めることになりました。

 協力会社をどこにお願いするかを検討した結果、昔からお付き合いの深い凸版印刷さんにお願いすることになりました。体制は、社長が最終承認という立場で加わり、基礎資料の収集整理は顧問が中心になり、執筆、校閲、最終的なデータ収集は広報部門中心でスタートしました。海外版については翻訳は社内のネイティブに依頼し、レイアウトの確認、校正は凸版印刷さんと毎日のように打ち合わせをして進めました。物流や配布先の確認などは営業やその他の部署と連携して決めていきました。


具体的な作業内容とポイントは・・・

 1年という短期間でしたので、強引でしたが方針を決め、いち早くスタートを切れたことが勝因でした。いかに早く刊行の目的、方針を決めて着手できるかが成否を左右するのではないかと思います。基本的な作業では、年表作成はかなりの部分を、顧問が調べていましたので、たいへん助かりました。しかし実際の作業になると整合性が怪しかったり、誤りがあったり資料がなかったりということも、あとから出てきましたので、簡単に編集作業、校正作業が進んだわけではありません。何度もやり直しをしながら進んでいったというのが正直なところです。現実の編纂作業というのは多分そのようなことかと思います。あまり手を広げず、あちらこちらにいろいろなものを頼むというより、少人数で集中して一気に進めていく、という方がやりやすいのかもしれません。日本語版が出来上がったところで、英語版の校正もかなり短期間で凸版印刷さんにまとめていただきました。それらがほぼ終えたところでタイ語版ベトナム語版を手がけ、2013年3月の発刊予定に間に合わせることができました。


編纂を終えての感想は

Page Top

Copyright(c) 2010 TOPPAN PRINTING CO.,LTD.

TOPPAN