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年史・社史編纂室から

「日立キャピタル50年の記録─次の50年、持続的成長のために─」日立キャピタル株式会社人事教育部主幹 創立50周年準備室副室長 嶋口司さんの体験談をうかがいました。

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社史の仕様・構成は・・・

 はじめは日立クレジット、日立リース、日立キャピタルそれぞれの歴史を別々に、いわゆる正史方式で順に述べていく3部構成を考えていました。しかしけっきょく、3社をひとつの会社と見なし、1957年の創立から2007年の50周年までを通史として編年方式で記し、写真や図版も多用して見やすいものをつくることにしました。また各時代の末尾にはコラム欄を設け、年表に拾いきれなかった話を載せました。さらに、編年方式だけでは流れはなかなかつかめないということで、テーマ編を設けることにして、最終的には沿革編、テーマ編、未来編、グループ会社編、資料編の5部構成となりました。未来編では、新旧の社長・副社長と会社の今後を担う社員との座談会も企画しています。

 サイズはA4版です。だいたい横書きで、写真は白黒主体。一部にカラーも使い、ページ数については400台になるとちょっと読んでもらえないだろうということで300ページ台にしました。使いやすさを重視し、ハードカバーではなくビニールカバーにしました。ケースもありません。


編纂体制と経過について・・・

 創立50周年準備室ができたのは、2005年の10月です。私はそこに配属され、社史担当の候補者を一所懸命探していました。ところがその年の12月になっても適当な人が見つからず、しまいにはお前がやれということで、もともと社内報などを担当していた私が50周年の記念行事の準備と兼ねて編集長役をやることになってしまいました。

 準備にはそうとうな時間がかかります。執筆の実務作業については、凸版の契約社員の方に1人常駐をしてもらいました。また凸版側のチームにも一人ライターさんを置いてもらい、こちらが提供した資料をもとに執筆をお願いしました。

 文章についてはすでに述べたように、最初はオーソドックスないわゆる正史方式でやっていました。しかし、ちょうど10カ月ほどたった時点で創立当初からいる会長(現特別顧問)に見せたところ、「こんなのではだれも読まない」とダメ出しをされてしまいました。「何かもっと特徴的なものにしろ」と言うのです。そこで、中身を年表方式にあらため、索引なども手軽に使えるものにするという提案をして、ようやくOKをもらいました。

 その一方、途中からいろいろな人に手伝ってもらっていたのですが、実務作業をしてくれるような人は社内にはなかなかいません。そこで2006年の10月からは、社の昔のことをよく知っていてかつ実務もやってもらえる非役職経験者のOBに1人、専任のパートとして入ってもらいました。

 また50周年準備室のメンバーも、そのままスライドして協力してくれました。全部で15〜16人ほどいる本社の各部署と営業本部の総部長も、編集協力委員として資料集めなどをしてくれました。この人たちは言わないとなかなか協力してくれませんが、言えば絶大な協力を得られるので、使いようかなと思います。あと元役員や関連会社の社長などにも、それぞれの合併会社から3カ月に1回くらい、2〜3人ずつ来てもらい、進行の件についてアドバイスをしてもらいました。

 創立記念の式典がある2007年9月10日の発刊を目指していたのですが、実際には完成は約2カ月遅れ、11月となりました。ただし見本は式典のちょうど1カ月前の8月10日にでき上がり、なんとか間に合いました。


具体的な作業内容とポイントは・・・

 基本的な考え方、コンセプト、それから編集目的、これらがひじょうに重要で、何か迷ったときにはいつでもそこに戻って、基本に外れているか、あるいは合致しているか、という点に照らして作業を進めました。

 合併については意見を言う人がたくさんいて、両社の記述のバランスをとるのにとても苦労しました。社史の形態なども、このバランスをとるうえでひじょうに重要な意味を持ちます。そのへんでケンカをしたということはけっこうありました。社史も片や30年史までつくっていて片や25年しかないとか、ある時期の記述が片方にはまったくないとか、そういう違いもありました。ただ社史自体はどちらも現物が残っているので、双方を見くらべて事柄をピックアップしていって、この案ではどうだという形でやりました。こういうときも、コンセプトや編集目的をしっかり持つことが大切だと痛感しました。

 他社の社史をよく見ると、レイアウトや資料といったものを決めるときにひじょうに役立ちます。うちの場合は年史方式ということで、三越の記録が参考になりました。他社の社史にはヒントが出ていますから、それを手がかりにするのも大切なことではないかと思います。


編纂を終えての感想は

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