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TOP > 自主調査レポート > 東日本大震災の影響に関する意識調査 > 東日本大震災の影響に関する意識調査 第3号

11.11.01東日本大震災の影響に関する意識調査 第3号

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2011年3月11日の未曾有の大震災は生活者の物理的な面だけではなく、心理的にも大きな影響を与えました。消費行動研究室では、大震災から1ヵ月後の4月に、自粛ムード・影響はいつまで続くのか、何をきっかけに回復してくるのか、今後の経済回復および企業の販促活動タイミングを探るための自主調査を実施しました。震災に関する意識調査第3号です。
図:震災調査

要約

  • 生活者が意識的に変えている行動について調べてみたところ、全体的に暑さ対策や節電に関する行動が震災に関する行動や、放射性物質漏れに関する行動よりも実際に行動を起こしている率が高いことがわかった。節電に関する行動では、省エネ商品への買い替えまではあまり行われていないが、家で簡単に出来ることを中心に意識的に行動を変えているようだった。また、放射性物質漏れに関する問題はニュースなどで騒がれているが、実際に行動を起こしている率は低いことがわかった。
  • 食料品や水に対する心配や対策について調べてみたところ、外食産業やメーカーに対する心配よりも家庭での管理や使用を心配若しくは対策をしているという人の方が多かった。
  • 家庭で節電を余儀なくされた際にあったらよいと思うものとして、「常温で保存できる食品・食材」や「長期間保存できる食品・食材」などが9割以上の人に支持されていた。
  • 電力不足になった際に暑さを防ぐ工夫については、直接温度を下げる工夫や、感覚的に涼しく感じる工夫を考えている人が9割以上だった。

調査結果より

最近意識的に変えている行動について

  • 震災に関する項目で見ると、義捐金や防災用具の所持確認や購入、情報収集が上位になっていた。
  • 放射性物質の漏れに関する項目で見ると、約半数の人が家での食事が増えているという回答だった。
  • また、節電に関する項目は、震災や放射性物質漏れに関する項目と比べて、全体的に高い傾向があり、特に家庭で簡単に出来ることから行っているようだった
図:震災調査

懸念される夏期の電力不足問題における食料品に対する心配について
※「放射性物質漏れによる水質汚染について対策をしているものについて」を含む

  • 食料品の管理状態については、自宅での温度の管理状態について心配に思っている人が比較的多かったが、店頭や配送、製造元の管理状態に対してはあまり心配していないという人の方が多かった。
  • また、放射性物質漏れによる水質・土壌汚染問題についても飲料水や調理用の水、生鮮食品については対策している人は比較的多いが、外食で出てくる水や調理用の水、食材、市販の料理に使われている水や食材については対策している人がほとんどおらず、家庭で自分自身で行える範囲のことについて関心が高いと考えられる。
図:震災調査
(下段グラフは「放射性物質漏れによる水質汚染について対策をしているものについて」)

家庭で節電を余儀なくされた際にあったらよいと思うものランキング

  • ほとんどの項目で8割を超えていて、高い評価だった。
  • その中でも「常温で保存できる食品・食材」や「長期間保存できる食品・食材」は9割以上の人がよいと思っており、「とてもよいと思う」という評価も他の項目と比べても高くなっていた。
図:震災調査

電力不足になった際に暑さを防ぐ工夫について

  • 「涼しい服装をする」については9割の人がやりたいと思っており、さらに5割強の人は準備も出来ていると回答している。また、ニーズが高くこれから準備が増えると予想されるものは「涼しくなるような料理を食べる」や「涼しく感じるアイテムを使う」などだった。
  • さらに、「使用している電力を可視化する」については8割強の人がやりたいと思っているにもかかわらず、約5割の人が方法がわからないと回答しており、電力の可視化に対する要望に応える情報や製品の需要が増すと考えられる。
図:震災調査

懸念される電力不足に対して心配している内容と対策

  • 全体的に暑さに関する心配や対策についてのコメントが多かった。
  • 心配している内容として、全体では「熱中症」「要冷蔵・冷凍の食品」「クーラーの使用」「通勤通学」についてのコメントが多くみられた。特に、単身者や子育て中の人は、自分の家族の体調に関する心配や、交通の乱れについてのコメントが見られた。一方シニアは、もともと節電しているという人が多く、節電に対してはそれほど心配していないようだった。
  • 考えている対策について、全体では「グリーンカーテン」「水風呂に入る」「早寝早起き」「窓を開ける」などのコメントが多い。特に、単身者や子育て中の人は直接身体を冷やす為の商品(アイスノンや体感温度を下げるマットなど)を使用するなどのコメントが見られた。また、シニアは扇風機の活用やクーラーの使用を控えたり使用時間を短くするなど暑さに関する対策ではなく、節電に関する対策についてのコメントが多く見られた。
  • コメントから、シニア世代は節電に対してクーラーの使用を控えることを第一に考えており、さらにクーラーを控えても大丈夫、又は我慢できると考えている人が多い。しかし、単身者や子育て中の人の両親に対する心配として、クーラーを控えることで起こる体調不良(熱中症など)が挙げられており、ギャップが生じていることが見受けられる。
図:震災調査
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