TOPPAN 凸版印刷株式会社

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GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL FILE 3 永井一正
画像
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SPEC

FIN.

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質の異なるグラデーションで5つの世界をつくる

永井:
前回の実験で登場した「いぬ」以外に、「さる」「パンダ」「ぞう」「ひつじ」を加えて、全部で5匹になります。一目でパッとわかるというものではなく、「これはなんだろう?」と考える楽しみも持たせたいと思って描きました。いろいろなかたちが織りなされてひとつの動物になっていくというイメージです。

刷り上がり

PD:
「パンダ」には銀を、「さる」「ぞう」「ひつじ」にはそれぞれの同系色の蛍光インキをパールメジウムに混ぜ込んでグラデーションを刷ってみました。
永井:
こうやって並べて眺めていると、さらさらと爽やかな命の風が吹いて動物たちが育っているようなイメージが生まれます。今にも動き出しそうな、生き生きとした気配がありますね。蛍光インキも面白い効果になったと思います。
「さる」は蛍光インキのほうがグッと味が出ますね。「いぬ」以外は色を入れたものを使っていくことにしましょうか。あと「ぞう」だけは「生まれ出る」というより「消えていく」ように見えるのですが、どうでしょう?
PD:
そうですね…確かに消えていくように感じます。色もグリーンに偏り過ぎているかもしれないので、本体の色と同系に見えるようブルー系で再チャレンジしてみようと思います。あるいは銀を使ったほうが輝いているように見えるかもしれません。
永井:
そうですね。両方見て判断させてください。鼻や牙はもう少しかたちを意識できるようにしたいので、グラデーションを調節してみてください。あとは、「パンダ」の耳はもうすこしふんわりと丸く見えるようにお願いします。
スタッフからのコメント

面積や形状によってグラデーションの印象が変わるため、場所によってはグラデーションの幅や強さを調整する必要が出てきました。ひとつひとつの絵を見ながら、その幅などを細かく調整していきました。

スタッフからのコメント
永井:
「パンダ」の銀も「ひつじ」のオレンジもいい雰囲気が出ていますし、順調に完成へと向かっているように思います。黒で強く描かれた眼も「しっかり生きていこう」という意志を表現してくれていますし、色面もしっかりとしたものになりました。そして全体からは若々しさややさしさが伝わってくるようです。僕のこれまでの「LIFE」シリーズの中で、最もやさしい印象の作品になりそうで、楽しみですね。
次回予告

今回の実験をベースにブラッシュアップして、いよいよポスターの完成です。お楽しみに!

プロフィール
画像:永井一正

永井一正
NAGAI KAZUMASA

グラフィックデザイナー

1929年大阪生まれ。1951年東京藝術大学彫刻科中退。1960年日本デザインセンター創立とともに参加。代表取締役社長を経て現在最高顧問。札幌冬期オリンピック、沖縄海洋博、茨城県、新潟県、アサヒビール、スルガ銀行、JA(農協)、つくばエクスプレス、三菱UFJフィナンシャル・グループ等、多くのCIやマークを手掛ける。日宣美会員賞、亀倉雄策賞、勝見勝賞、毎日デザイン賞、東京ADC会員最高賞、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞、東京ADCグランプリ等受賞。ワルシャワ、ブルノ、モスクワ、ザグレブ、ウクライナ、ホンコンの各国際ポスター展でグランプリ受賞。紫綬褒章、勲四等旭日小綬章受章。JAGDA特別顧問。東京ADC会員。AGI会員。

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