TOPPAN 凸版印刷株式会社

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GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL 3.トライアル1.1-高谷廉
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トライアル1.1
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ハレーション効果を高める金・銀の追求

「今回は金と銀に着目した色づくりです。金単独の色は銀単独の色より輝きが劣りますよね。それをもっと輝き感を増して黄土色に見えないようにしてみたい。そして銀はとにかく強さを出したい。要は、通常のオフセットインキ色を超えた輝きと深みを狙いたいと思います」
原稿
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チャート状のデータ。

用紙/インキ

用紙はインキが定着しそうなラフグロス紙3種を選択。
インキは金銀の特色を中心に、下地としてオペークホワイトやプロセスインキを使用した。

用紙

ヴァンヌーボVG(スノーホワイト)/ミセスB(スーパーホワイト)/ルミネッセンス(マキシマムホワイト)

インキ

特色金各種/銀/オペークホワイト/プロセス4色

製版/校正刷り

チャートの色面はすべて100%のベタ面。金は、金と銀を調肉した特色を9種作成した。金と銀は二度刷り。

刷り順

オペークホワイト→シアン→マゼンタ→イエロー→特色金(銀10%混入)→特色金(銀20%混入)→特色金(銀30%混入)→特色金(銀40%混入)→特色金(銀50%混入)→特色金(銀60%混入)→特色金(銀70%混入)→特色金(銀80%混入)→特色金(銀90%混入)→銀→スミ

刷り上がり
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用紙:ヴァンヌーボVG

【ディテール】
●金インキの輝きの比較

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銀が入れば入るほど輝きが増すが、逆に金らしい色みは失われていく。

●銀の下地の比較

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下地を入れることによる大きな変化は見られないが、深みのある印象になった。

●用紙の比較

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ルミネッセンスはドライダウンにより、独特の模様が浮かび上がった。

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トライアルを終えて
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高谷氏のコメント
「金インキに銀を混ぜるという凸版さんのアイデアは大正解でした。下にCMYを引くという実験は、より効果のあった銀で採用することにします。いい色が見つかりました!」

担当PDのコメント
試行錯誤の結果、青は2種類の役割を担う版を重ねることに決めた。金と銀のインキを混ぜるという試みは初めてで、真鍮の粒子(金)とアルミの粒子(銀)がうまく馴染むか心配だったが、想像以上にいい発色に。PDとしてもいい経験ができた。

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次に向けて
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「次回は、ペールトーンとディープトーンを追求する実験をします。トライアルの結果を踏まえ、ペールとディープでハレーションがどこまで可能かを実験します」

プロフィール
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高谷廉 TAKAYA REN
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高谷廉
TAKAYA REN

アートディレクター
1976年仙台生まれ。1999年東北芸術工科大学彫刻科卒業。good design company、andesignを経て、2011年AD&D設立。NY TDC57審査員賞、ONE SHOW DESIGN Merit(2011, 2012)、CIPB 2011 Finalist、10th International Competition Francisco Mantecon Finalist、Brno Biennial 2012 Finalist、東京TDC Prize Nominee、日本タイポグラフィ年鑑ベストワーク賞、JAGDA 2012新人賞、D&AD IN BOOK、NY ADC Silverほか受賞。www.ad-and-d.jp
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