TOPPAN 凸版印刷株式会社

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GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL 4.トライアル3-竹内清高
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トライアル3
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チャートで“隠し味”と“仕上げ”を検証

「トライアル2で気になったベタ版や調子版。ここでは、特色蛍光色を用いたチャートをつくって色味を検証することにしました。濃度は10%から70%の7種、特色にはブラウンなどのチョコレートらしい色ではなく、意外性のある“味”の組み合わせを意識して特色蛍光色としました。チョコレートの色に深みを出しそうな特色金・銀、パールニス、オペークホワイトによるチャートも作成します」
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特色蛍光色による“隠し味”
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原稿
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チョコレートの画像を用いた。
用紙/インキ

用紙はチャートがわかりやすく確認できるよう、平滑度の高い雷鳥コートを使用。
インキはレギュラーインキのプロセス4色のほか、“隠し味”として特色蛍光色4種を用意した。

用紙

雷鳥コート

インキ

プロセス4色/特色蛍光ピンク/特色蛍光イエロー/特色蛍光オレンジ/特色蛍光グリーン

製版/校正刷り

線数は175線。
チョコレートの“隠し味”として、特色蛍光各色の版をチャート状に作成。版は「ベタ版」と「調子版」の2パターンを試した。

版の構成/刷り順

特色蛍光ピンク→特色蛍光イエロー→特色蛍光オレンジ→特色蛍光グリーン→スミ→シアン→マゼンタ→イエロー

刷り上がり

【ベタ版のチャート】

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特色蛍光色の濃度は上から70%、60%、50%、40%、30%、20%、10%。%が高いチョコレートでは、ハイライト部分に色が顕著に現れ、チョコレートの印象が薄れている。
※カーソルを合わせると、先刷りした特色蛍光色が表示されます。

【調子版のチャート】

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こちらも濃度は上から70%、60%、50%、40%、30%、20%、10%。70%の濃度で下刷りしても、特色蛍光グリーンはほろ苦さを、特色蛍光ピンクはベリー系のフレーバーをイメージさせるような、プロセス4色では表せないおいしさを感じさせるチョコレートに仕上がった。
※カーソルを合わせると、先刷りした特色蛍光色が表示されます。
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特色金・銀、パールニス、オペークホワイトによる“隠し味”
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原稿
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チョコレートの画像を用いた。
用紙/インキ

用紙はチャートがわかりやすく確認できるよう、平滑度の高い雷鳥コートを使用。
インキはレギュラーインキのプロセス4色のほか、“隠し味”として金、銀、パールニス、オペークホワイトを用意。また、金銀とチョコレート色を調肉した「特色チョコ金」「特色チョコ銀」も追加で用意した。

用紙

雷鳥コート

インキ

プロセス4色/金/銀/パールニス/オペークホワイト/特色チョコ金/特色チョコ銀

製版/校正刷り

線数は175線。
チョコレートの“隠し味”として、特色各色の版をチャート状に作成。版は「ベタ版」と「調子版」の2パターンを試した。

版の構成/刷り順

【ベタ版】:金→銀→パールニス→オペークホワイト→スミ→シアン→マゼンタ→イエロー
【調子版】:特色チョコ金→特色チョコ銀→パールニス→オペークホワイト→スミ→シアン→マゼンタ→イエロー
刷り上がり

【ベタ版のチャート】

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特色各色の濃度は上から70%、60%、50%、40%、30%、20%、10%。下刷りしたインキは左からパールニス、金、銀、オペークホワイト。金銀の下刷りでは、蛍光色同様に濃度が高いと少し違和感のある結果に仕上がった。また、パールニスとオペークホワイトの下刷りでは大きな効果は得られなかった。
※カーソルを合わせると、先刷りした金、銀、パールニス、オペークホワイトが表示されます。

【調子版のチャート】

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こちらも濃度は上から70%、60%、50%、40%、30%、20%、10%。下刷りしたインキは左から特色チョコ金、金、銀、特色チョコ銀。蛍光色ほどの大きな変化はわかりにくいが、こちらもプロセス4色には無い深みや重厚感をイメージさせるチョコレートに仕上がった。
※カーソルを合わせると、先刷りした金、銀、特色チョコ金、特色チョコ銀が表示されます。
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トライアルを終えて
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竹内氏のコメント
「『濃すぎるかな』と考えていた濃度でも意外にマッチしているものがあり、さまざまな発見がありました。特に調子版については、ラズベリーチョコ、抹茶チョコといったように、フレーバーを感じさせる仕上がりになった点も面白かったです。金、銀、パールニス、オペークホワイトによるチャートについては、ツヤ感や高級感が増し、幅広く活用できそうだと感じました」

担当PDのコメント
オフセット印刷は刷ったインキの被膜が薄いことが大きな特徴で、そのため先に刷った色で印象が変わる。このトライアルではその特徴を存分に生かし、さまざまな色みに挑戦した。同じ“隠し味”という位置づけでも、インキや濃度によってその表情は大きく変わる。パールニスなど“仕上げ”として使えるものも多々あり、最終作品に向けて一つひとつのディテールを検討していきたい。

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次に向けて
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「いよいよ最終作品をつくっていきます。トライアル3の中からおいしそうな色みが出たものピックアップし、それまでのさまざまな印刷技法と組み合わせてポスターを完成させます」

プロフィール
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竹内清高 TAKEUCHI KIYOTAKA
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竹内清高
TAKEUCHI KIYOTAKA

アートディレクター
1970年富山県生まれ。1993年金沢美術工芸大学商業デザイン卒業。同年に凸版印刷株式会社入社、トッパンアイデアセンターマーケティング本部商品企画部に在籍。様々な業界の商品・パッケージ戦略におけるクリエイティブ活動・コミュニケーションにおいてアートディレクターとして携わっている。主な仕事に、(株)ロッテ「爽」「アーモンドチョコレート」「グラマティックガム」、第一三共ヘルスケア(株)「フェルビナスター」など。主な賞歴として、グッドデザインアワード受賞、JPC印刷連合会長賞、JPC部門賞、JPC包装技術協会賞、JPI包装 アイデア賞など。
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