TOPPAN 凸版印刷株式会社

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GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL 5.トライアル4-三星安澄
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トライアル4
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“ひかりもの”の躍動感が増す刷り順をさぐる

「それぞれの要素に差異をつけながらパターンのチャートをつくります。色数が多すぎるとモアレが見えにくくなってしまうため、4色に限定してニスでテクスチャを加えることにしました。前回のトライアルで気になった金と銀の刷り順、黒い用紙を用いた際のモアレの見え方についても、ここであらためて検証していきます」
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線数の違いによる見え方の検証
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原稿
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描画ツールソフトで描いた擬似網点のデータ。
用紙/インキ

ニスの効果が出やすいマット系の黒い用紙を使用した。
インキは、不透明インキである金・銀と蛍光色を使用し、テクスチャをつけるためにグロスニスも加えた。

用紙

シャルトN(ブラック)

インキ

銀/特色蛍光イエロー/特色蛍光シアン/スミ/グロスニス

製版/校正刷り

線数はデータ作成時に36線、72線、150線、210線の4種を作成した。

版の構成/刷り順

銀→特色蛍光シアン→特色蛍光イエロー→スミ→グロスニス2版

刷り上がり

【全体】

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【ディテール】

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線数が210線のもの。右半分はグロスニス2版を重ねており、ニスをひいていない左半分より立体感が出ている。

【ディテール(刷り順違い)】

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上のディティールから、インキと刷り順を変えたもの。金・銀を先刷りしている。
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トライアルを終えて
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三星氏のコメント
「紙の上にふわりと漂うような、不思議なパターンがいくつもできました。小さな網点の集合体である各版を、ずらす、色を変えるなど、ほんの少しコントロールするだけで、これほど多彩な表現になるとは、印刷の奥深さをあらためて実感しました」

担当PDのコメント
角度、線数といった数値のパターンに加え、インキ、用紙などの要素を加えていくと、非常に豊かな表現が得られた。毎回の驚きは印刷の持つ魅力のひとつであろう。また、金、銀は不透明インキであるため、先に刷ったインキの色を隠蔽してしまう。そこで金、銀を先刷りしたところ、後に刷った色が金、銀のコントラストをほどよく抑えることがわかった。

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入稿に向けて
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「これまでにできたモアレのバリエーションを組み合わせて、最終作品をつくっていきます。インキ、用紙、線数など、各要素をじっくりと吟味します」

プロフィール
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三星安澄 MITSUBOSHI AZUMI
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三星安澄
MITSUBOSHI AZUMI
グラフィックデザイナー

1980年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。在学中より野老朝雄に師事。卒業と同時に独立し、2008年MITSUBOSHI DESIGN設立。ロゴのデザインからエディトリアル、パッケージ、サインデザイン、ペーパープロダクトなど、グラフィックを通じてデザイン活動を行う。2011年には事務所と併設して、ペーパープロダクトを専門に扱う店「西荻紙店」を西荻窪に開店。「かみの工作所」デザインディレクター。
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