TOPPAN 凸版印刷株式会社

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GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL 3.テスト2-柏本郷司
用紙/インキ
特色3色のトリプルトーン+1色で奥行きと深みのある表現に挑戦する
用紙
前回同様ヴァンヌーボVを使用
テストで使用した紙
ヴァンヌーボV(ホワイト)
インキ
特色インキと、パールメジウムを調合したグロスニスを使用
製版/校正刷り
製版
階調に奥行きと深みを出すために、もう1版追加することにした。柏本氏がめざす「青の世界」を壊さずに、色と階調に深みを増すことが目標となるため、青と赤の両方の要素を含む赤紫色系の色の版を追加することにした。写真の淡い色調の部分にはこの赤紫色の影響が及ばないように、3色のなかで最も濃い青色の版をベースに赤紫色の版を作成。また同時に、合成した写真同士の境界部分を馴染ませたり、空と海のコントラストを少し弱めたりと、いくつかの微調整を施した。
版の構成
特色1(TOYO CF10346)、特色2(TOYO CF10388)、特色3(TOYO CF10383)、
特色4(TOYO CF10487)、グロスニス(パールメジウム調合)
使用された4色の分版(部分)
特色1(TOYO CF10346) 特色1
(TOYO CF10346)
特色2(TOYO CF10388) 特色2
(TOYO CF10388)
特色3(TOYO CF10383) 特色3
(TOYO CF10383)
追加された1色 特色4(TOYO CF10487) 追加された1色
特色4
(TOYO CF10487)
校正刷り
前回テストしたグロスニスとパールメジウムのどちらも好印象だったので、両方を混ぜて刷ることにした。
刷り順
特色1(TOYO CF10346)→特色2(TOYO CF10388)→特色3(TOYO CF10383)
→ 特色4(TOYO CF10487)→グロスニス(パールメジウム調合)
テスト結果
3色(上)と4色とではこれだけ深みが違ってくる
3色(上)と4色とではこれだけ深みが違ってくる 3色(上)と4色とではこれだけ深みが違ってくる
柏本氏のコメント
「なんだか、とってもよくなりました。空は現状維持で、海のほうだけほんの少し赤みを落としてください。パールが入ったほうが全体のトーンが揃うように思えるので、これでいきましょう。かなり僕のイメージに近づいています。早く5枚並べて見てみたいです」
完成までには細かな調整がいくつか残るが、ゴールがようやく見えてきた。残りのポスターも、この方向で製版して全体のトーンをつくり上げていく予定。ポスター完成に向けてこれからも困難な作業が続く。
プロフィール

柏本郷司 Kashimoto Satoji
柏本郷司
Kashimoto Satoji

1960年滋賀県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、リクルート入社。アートディレクターとして、リクルートはもちろんIBM、新日鐵、JR東海などの採用広告を手掛ける。2000年よりリクルートのコーポレートデザインを担当し、リクルートの全商品のデザインとプロモーションに関わっている。ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞など受賞多数。NYADC、JAGDA、東京TDC会員。
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